March 13, 2015
「5001」 という名前のその後


持ってないから 参考として海外のWebからお写真を拝借

1990年を最後に日本市場から 「5001」 というモデル名は消えましたが 海外では存続していたんですね.
日頃 ご自分で海外からリールの買い付けをしている人なら これらのモデルを仕入れて国内で転売すれば
そこそこ利益が出せるかも!? レフト偏愛主義者は必ず喰いつきます. なんてね・・・ ご参考に.



図面は 「サンセットオレンジ」 2002年デビューなんですね. 片側のカップが半球状の 「パーミングモデル」.
でもね たぶん同型モデルで緑色っていうのも存在するんですょ. そちらはもう少し早くデビューしてたかも?
見た目やこの時代の巻上げスピードを考えると5501っぽいんですが なんで 「5001」 なんでしょおね.
実はこのモデル ハンドル軸を支える部分にIAR(インスタント・アンチ・リバース)が装備されていなくて
反転ストッパー機構に旧式のアンチリバース(図面内パーツNo.5134)が使用されているんですね.
「メカニズムの先祖返り」それが5001という名前の所以かと思います. (あるいは4.7のウインチ系?)
モデル名の末尾が 「C」 じゃない・・・ ブッシングモデルっていうことで 「B」 なんですかね?
緑色のAbuの左ハンドルっていうのは稀な存在なので 入手できたらお友達に自慢できますょ ♥



こちらも先祖返りで5001を名乗るパターン. 96年デビューですかね.
旧式のアンチリバースが採用され 末尾の 「A」 の意味は 一体何でしょおか・・・?
たぶん 86y~モデル(鍋カップ)との区別用に Aを与えたと思うんですょ. かつての右のCAみたいに.
つまり パーミングモデルを表すためのA記号. 文句ある? 他に考えられる理由がないでしょ.
本当は巻上げスピードが知りたいんですけどね. それが5001という名前の所以だったりして.
でもね この時代にローギヤ(4.7)のスピードを与えたら 「ウインチ」 とかって名前の末尾につけるのが慣例.
「IARはぶっ壊れるから嫌いだ」 そんなユーザーさんのために復活した 5001という名前・・・ そゆ意味ですょ ♪



これも先祖返りのパターンですね. 旧式のアンチリバース採用.
TGCの意味がわかりません. 面倒くさいので わたしは 「田口」(たぐち)って呼んでいます.

カップのデザインが変更されてからも発売されたご長寿モデル.
個人やショップさんによる輸入品が 国内のオークションにそこそこ出回りました. 持ってる人も多いかも.
「赤色の5001」 という意味では なにげで含みを持たされたモデル
悲しいのは レフト後進国の日本のアングラーは見捨てられ 国内未発売だったこと.
どれだけ日本の市場というのは 左ハンドルの需要が少ないことか・・・ 国内の販売代理店が 「見切ってる」

そんな販売代理店は早く潰れたらいぃって わたしは思っているんですけどね. 最悪ですょ.
でも 国内の大衆アングラーさんが一番の元凶かも. 左の価値をわかる人がいない国.
だから販売代理店も扱いたくないんですね. 左ハンドルの恒常モデルっていうのは たいして売れないから.
初代の5001Cが日本の発案だなんて絶対ウソ. この国は 右の国ですから.
レフトの強い要望が本当に日本にあったなら ダイワの丸いミリオネアでも作られたはず. ありませんよね.

・・・国内のバイヤーさんがこれらのモデルを海外で買いつけて オークションで乱売してくれることを期待して(?)
「思ったほど高く売れなかった」 わたしを責めないでくださいね. 国内での価格動向の調査は売る人のお仕事.
緑色したパーミングのレフトは かなりのお値段が付くと思いますょ. お客さんの足元を見て商売ができる.
わたしが個人輸入できれば それでお小遣いを稼ぎたいんですけどね・・・ お任せします.
以上で5001Cに関するお話はおしまぃ.
何か話題を思い出したら 「Q & A」 の方に追記しますね
いつ書くか わかんないけど・・・
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