ダイワ 初代ミリオネアシリーズ V&3H&6000★彡

ダイワ ミリオネア V 3H 分解図パーツリスト★彡


◎ 歴史に名を残す初代ミリオネアシリーズ
「ダイワのミリオネアは国産初のベイトリール」 そんなキャッチフレーズを 聞いたことがありますか?
デビューは1973年. ambassadeur 5001C が登場した翌年なんですね. かなりの古株です.
Millionaire V & G5 密かなファンも多く 熱狂的なコレクターも. 「釣りきち さんぺーぇ」 の影響とか.
わたしは世代が違うから よくわかんないんですけどね. でも 世代を越えて 素晴らしいリールだと思います.


ちょっと気になるのは ” 国産初 ” っていうフレーズ. 同じ頃 オリムピックもヘドン社のベイトリールを作ってた.
すでにダイレクトリールの時代から 海外メーカーからの委託でリールを製造していた老舗のオリムピック.

んで オリムピックという社名でベイトリールも作っていたよーな気がするんですよね. 知られていないだけで.
OLYMPIC 6600」 とか・・・ いつ頃に製造されたんでしょお. ミリオネアより 古かったりして!?


オリムピック 6600 ベイトリール★彡     アブのお姉さん♪

・・・なんて書くと 話題の主人公がオリムピックのリールになっちゃうから このお話はおしまい.
オリムが先かダイワが先かは 興味がある人が自分で調べていただければ. わかったら教えてくださいね.

わたしの興味は 当時 ABUの独壇場だったベイトリール市場に DAIWAのミリオネアがどうやって挑んだのか.

日本のメーカーがどのようにして世界進出を図ったのか. 初代ミリオネアシリーズは そんなことを教えてくれます.

ダイワ 初代ミリオネアシリーズ★彡

「ミリオネアはアブのパクりだ」 発売当時を知るおじさまたちの言葉. 骨董ベイトリール界の常識です.

ミリオネアV(ファイブ)・・・ そのメカニズムや規格は たしかにアンバサダー譲り. 一部に互換性も見られます.
んで デビュー翌年の1974年以降 矢継ぎ早に後継となる5Hや3Hといったモデルを登場させています.
この後継モデルは 内部のメカニズムや規格が一新されてる. いわゆる 「ダイワ独自」 なんですね.

ダイワ 初代ミリオネア シリーズ 3H 5H★彡

「アブに訴えられて一新した」 本当に訴えられたのかどーか わたしにはわかんないんですけどね.

でもね 発売後に訴えられて 翌74年に内部メカニズムを一新したモデルを登場させられるっていうのは

予め後継モデルを準備していた としか思えないんですよね. 訴えられて慌てて作ったわけじゃない.

そんなに短いスパンでね ひょいひょいと新しいメカニズムのリールを製品化するなんて 無理な話.


ダイワ ミリオネアV & G5★彡

つまり 最初のミリオネアVっていうのは 世界市場に殴りこむための鉄砲玉っていうか. 「自爆覚悟の特攻隊長」
刑務所にぶち込まれる覚悟で ABUの縄張りに乗り込んだ日本のヤクザなんですょ.

当時 ミリオネアのお値段はアブの半分(以下?)だったとか. なので みんなが驚いたと思いますょ.
「日本っていう国は アブに負けないリールをこんな値段で作ることができるのか」
あえて比較されるための パクり商品. 犬小屋みたいなおうちに住んで 短い夏休みでも不満を言わない日本人.
そんな日本人のモノ作りが 欧米人企業の製品に負けるはずがない. 優れた生産効率や品質管理.

ダイワ 初代ミリオネアシリーズ★彡

っていうことで ミリオネアVで世界市場での評価を勝ち得た上で 後継モデルを発売する・・・ そんなシナリオ.
アブとの互換性がなくなって ダイワの独自モデルとなった5Hや3Hは 「高価すぎるABU」 に対するひとつの答え.
ベイトリールの存在を もっと身近に. 性能と価格のバランス・・・ コストパフォーマンスの追求.

アンバサダーは買えないけど ミリオネアなら お年玉を貯金すれば手が届く・・・ それはダイワの企業努力ゆえ.

Kyasa★彡
日本 あるいは世界のベイトリール史において どれだけ意義深いモデルだったか. もぅ おわかりいただけますね.


ダイワ 初代ミリオネア シリーズ 3H 5H★彡

最初にアンバサダーを模倣したことや その後の大衆路線が災いして 「安物のバッタもん」 そんなレッテル.

でもね ミリオネアの悪口を言う人は 世界市場に殴りこむための大胆な戦略とか普及機としての貢献度を
理解していないんですょ. あさはかなミリオネア評. あんまりベイトリールに詳しくない人の言葉.
アブのお姉さん♪
真面目な顔をして アンバサダーとミリオネアとの比較論とか・・・ ナンセンス. お値段が違うんですから.
むしろ アンバサダーと双璧をなすベイトリール界の英雄. そうやって楽しむのが 今の時代だと思いますょ.

「ミリオネアはアブのパクりだ」 目先のことしか見ていない言葉.  相手にしないほーがいいかも.


ダイワ 初代ミリオネア シリーズ 3H 5H★彡

・・・しかも 90年代に入ってからのアンバサダーのメカニズムっていうのは ミリオネアを模倣している.

そのことに気付いてる人って 全然いないんですよね. ミリオネアの悪口を言いながら アブを使う愚行みたいな.
各社の技術が互いに融和して進化し 現代のベイトリールに至ってる. ミリオネアは ABUとともに技術の源流.


ダイワのABUとミリオネア★彡  DAIWA ミリオネアシリーズ★彡


◎ 残念ながら左がない
こんだけ史的に意義深いリールなのに 残念ながら初代ミリオネアシリーズに左ハンドルは無いんですょ.
当時 ダイワはPENN社と提携していたと思うんですよね. つまり海外の市場を より強く意識していた.
そんな中で 左ハンドルのベイトリールには懐疑的で ダイワは全く関心を示さなかったんでしょおね.
「ABUの5001Cだけあれば充分じゃね?」 みたいな. PENNが作らないものを ダイワが作る必要もない.

ましてや日本の市場になると スピニングだって右ハンドル. 堅実なダイワは レフト派の少数民族を完全無視.

ダイワ 初代ミリオネア シリーズ 3H 5H★彡

・・・っていうことで レフト偏愛主義者にとっては 実は縁がないリールなんですょ. そんなに欲しくないかも.
「投げ釣りなら右ハンドルでもいいかな」 っていう わたしの動機. 史的価値も含めて.
リールをさかさまにして 左手でもハンドルを回します. 疲れるから 左右の手で交互に回す.

使ってみるとね いろんな意味で楽しいですょ. アンバサダーとは違った趣がある. むしろ好きかも 


「どんな機種がある?」 詳しい話は ミリオネアに精通している右派の人におまかせ. 5Hとか5B 等々.
シアーズのOEMのお話とかも・・・ 野球選手の 「テッドさん」 のこととか. もう面倒くさいから 書きません.

テッドウイリアムス★彡

「シェイクスピアのテッドさん」 なら 持っていますょ. そのお話は また今度・・・ これも右ハンドルですけどね.
エッグシェイプの ミリオネア2500C のOEMかと思い かん違いして買いました. 遠心ブレーキがありません.
テッドさん=シアーズ=ダイワ っていう安易な発想が わけのわかんなぃフリースプール機を買うはめになる.
Abuのお姉さん♪
まぁ これも気に入ってるから・・・ 投げ竿と組み合わせて 強引にぶん投げ釣りで使います.



わたしの好きな右ハンドル♪
リサイクル屋さんで出会えたミリオネア初代シリーズ. どれも傷だらけでお買い得. 右ハンドルはボロでも可.
カップの塗装剥げは 自動車用の黒いタッチペンで塗ってごまかしています. 遠目に見たらそれで充分.

ダイワ 初代ミリオネア V & G5★彡
◎ DAIWA Millionaire V
実物を一度見たら驚きますょ. 欲しくなる. 世界市場に斬り込んだ最初のミリオネア. 黒塗りのヤクザ系.
パクリとかバッタもんのレベルではありません. 完全に ABUにケンカを売ってる. 気迫が伝わる一台です.
ambassadeur 5000 と同じく 「巻上げスピードが遅い」 そこまで真似しなくってもって気がする. ちょっと残念.
ギヤ比まであえて同じにしたのがダイワのこだわりだったんでしょおね. 「徹底的に比べてみろ」 品質の訴求.

飾って鑑賞するのもアリ. そのぐらい魅力的です. たぶんコスト度外視. 実は赤字覚悟で作ってる.
その後に控える 「本当のミリオネア」 普及のために・・・ 先ずはメーカーの信頼を勝ち取るために.


ダイワ 初代ミリオネア シリーズ 3H 5H★彡
◎ DAIWA Millionaire 3H
これこそミリオネアの真骨頂 「コストパフォーマンスの極み」 ダイワの企業努力の結晶. 歴史に残る傑作です.
ABUを買えない庶民の味方. 
幸せを運ぶ 「虹の架け橋」 最高ですね. ギヤはハイスピード化(4.7ぐらい?).
現役で充分使える. メタルブッシングながらも気持ちよく回るスプール. 感心させられますょ.

ダイワ ミリオネア 3H★彡

とは言え ハイスピード時代を迎えた5500Cの対抗馬っていう意味では 見劣りする部分もある.
大衆機っていう側面があるから 仕方ないんですね. 中古で雑に扱われた3Hなんかを手にすると ますます劣等感.
VやG5をかっこいいって思うのは当たり前の感覚. 3Hに魅力を見出せる人こそ 実は 「つぅな人」 かも知れません.


ダイワ ミリオネア6000★彡
◎ DAIWA Millionaire 6000
「ルアーじゃなくって六角オモリを投げる」 ヘンな光景ですけどね. でも 6000サイズなら なにげで似合う.
海での投げ釣りなら いろんな骨董ベイトを楽しめます. 現行モデルのミリオネアと競っても 負けないかも.
1978年登場? シリーズ三代目になるんですかね. 虹の架け橋が消えちゃって ちょっとイメチェン. 高級志向.


当時 アンバサダーとの価格差がいくらあったのか. わたしなら 「これで充分」 たぶんミリオネアを選んでる.
PENNのレベルマチック同様に 左ハンドルを出さなかったのが残念で仕方ありません. 古い慣習を憎みたい.

DAIWA Millionaire 6000♪


きゃされん♪
以上 三台のミリオネア. 右ハンドルながら わたしのお気に入りです. 
ネットの中のパクリ評みたいなのを信じて食わず嫌いをすると 実は損かも. 史的にも価値ある名機ですから.

「ベイトリールを もっと身近な存在に」 そんな開発理念がかっこいい. 特に3Hはダイワの思想が凝縮されています.

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