サムバー
April 06, 2018
ABU ambassadeur 5600C ”赤ベロ”
これ持っていたら レフト偏愛主義者とは名乗れなぃ?
・ appearance : アンバサダー初のべろんちょ(サムバー)モデル 登場は1976年
黒&赤の鮮やかなコントラスト オーナーになると なんか偉くなった気分になれる
「お前はレフト偏愛主義者か?」 そんな問いに詫びるしかない にわか右ユーザーのわたし
左ハンドルの赤ベロを発売しなかった ABUや時代背景の罪 わたしは悪くなぃ
・ point : べろんちょ装備の表記を 名前の付加記号ではなく 「+100」(600)
「やがてべろんちょの時代が来る」 70年代から既に見据えていた ABU社の先見性
もし ダイレクトに続く ” E ” あたりの付加記号だったら 現代のアンバサダーはCEだらけ
時代の流れに伴って変化する付加記号ではなく 絶対的・普遍的な機能性への自信
実際に完成度も高く 基本的にはトラブルフリー 経年劣化で 稀にべろんちょが割れるけど
・ specification : 発売年が同じでも ステッカーモデルと刻印モデルが存在
スペックは基本的に5500Cと同じ スピード4.7 「High Speed」 のステッカー標準装備
4600Cや6600Cの赤ベロも登場 5600Cの最終製造年は たぶん78年
98年には復刻版も登場 新旧ともに 中古市場では価格が上昇傾向
たとえ程度が悪くても 安価な物件を見つけたら即買ぃ必至 選ぶと高くつくし 買ぃそびれる
どんなに腐っても 「天下の赤ベロ」 塗装の剥げたカップも 黒く塗ってごまかせば なんとかなる
・ ABU ambassadeur 5600C 770600 (1977)
・ attention : 77年製 刻印モデル
製造同年に 刻印モデルとステッカーモデルが混在 過渡期ゆえの現象なのか なんか不思議
輸入雑貨のお店で購入したので 海外で発売された品 錆びて傷だらけで 安価に入手
ちまちまと磨いて錆を落とし 100円ショップのタッチペンで傷を塗れば 晴れてわたしもオーナーに
レフト偏愛主義者ゆぇ 右は安い物しか買わない 「わたしも持ってる」 そぅ言えるだけで充分
コンディションよりも 所有する意義 & 経験という財産 持たないことには 話にならなぃ
・ for fishing : フィールドに立てば真価を発揮
赤ベロは飾って眺めるのも楽しぃけど やっぱり 「使ってこそ」 その魅力や心地良さを体感できる
親指(の根元)で押し込むべろんちょは 度重なるキャスティングでのスマートな操作性を実現
スパルタンなルックスに 男の人はウハウハ状態 女のわたしには ちょっと濃すぎるかも
なので 赤色の小径ドラグに入れ替えて飾ってみたけど やっぱり気に入らなくて元に戻す
ヘタに手を入れることを許さないほど 洗練された姿 赤ベロの5600C
・ ABU ambassadeur 5600C 770400 (1977)
・ exchange DIRECT : 中身を5500Dに入れ替える
同じリールを二台持っていても仕方なぃので 外観は特に手を入れず 一台をダイレクト仕様に
巻き上げスピードはそのままに 「フルロックの完璧パワー」 ぶん投げ釣りには頼もしく
スプールのエコノマイザーにはアルミテテープを貼って 単なる経年劣化のヨゴレ隠し
「逆さクレストマーク」 レフト偏愛主義者だけの専売特許 中身の違ぃを象徴する変態仕様
右ハンドルのリールを上下ひっくり返して 左手で巻く奥義 反転してこそ正しぃクレストマーク
これも安く買ったボコぃ個体なので 気兼ねなく 何をしても楽しめる おかまぃなし
「傷をつけたくない」 フィールドに持ち出せなぃコレクションピースって どこか哀れな存在かも
・ attention : 太軸スプールのラインキャパ
どんくらぃ巻ける?ってことで試してみたら 強引ながらもナイロン5号が125m近く巻けた
それだけの射程距離があれば 海でのサーフトローリングでも勝負できる あとは個人の腕次第
ちから糸がなくても 時代物のぶにょいグラスロッドなら 25号の錘で切れることなく投げられる
青物が回り始めたら 赤ベロで再び海へ 今度は弓角+ダイレクトで 季節の魚を仕留めてみたぃ
kyasaren_abu at 17:20|Permalink